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作者ブログ

映画「ブルーピリオド」

2024.12.21 Saturday

先日観た映画。
「ブルーピリオド」
原作も読んでるし、母校が出てくるというので
配信をみました。

母校はあんまり覚えてなくてなんだけど
藝大の試験の吹き抜けの場面かなー
試験の教室もそうなんかなー
って感じでした。
あんまりにも昔で💦

映画は原作に比べると
やっぱりさらっとしてて
物足りなさはあったけど役者さんが良かったな。

映画の中で共感したこと。

描きたい気持ち、よくわかる。
将来性とか才能あるかとか
それ売れるの?とか
理屈じゃなくただ描きたい、作りたい。
それは「作りたい人」にしか
わからない気持ちかもしれない。

周りの理解。
私も美術系の学校に入る時
担任の先生はがっかりするし
親は私の気持ちより他の色々な心配ばかり。
どうしてみんな
私がやりたいことを見つけたことを
喜んでくれないの?
と思ったのでした。

そして親の気持ち。
本当に人と違う道でよいの?
まったく勝手なもので💦
私もけんち(息子)が
音楽の道に進む時
そんなふうに思ったのでした😁

でもね、ちょうど昨日、
けんちの作った楽曲が
初めてコンペで通ったらしい。
初仕事です!
まだ学生なのに😭
もっと時間かかると思ってたから
家族で大喜び🎉
けんちのやりたいこと
やらせてあげられてよかった🥹

これから先道のりはまだ長くて
色々あるだろう。失敗や挫折も。
自分の実力だけで生きていくって大変なこと。

自分の子どもには
自分ような苦労させたくない
って思うけど
送り出さないとね。
親がちゃんと親になるって
そういうことかも。

若い頃の気持ちと
親の気持ちと
両方になった映画でした。

高橋知子

「谷川俊太郎絵本百貨展」と絵本「ここはおうち」

2023.11.12 Sunday

先日「谷川俊太郎絵本百貨展」へ行ってきました。

私が所属しているJILLAの絵本部のイベントでした。

はるひ美術館の館長さんは学生の頃の担任の先生。

あまりに久しぶりで最初はご本人か把握できなく

先生も思い出せなかったよう。

 

でも先生の解説付きで館内をまわることができました。

谷川俊太郎さんは言葉が独特ですよね。

そして毒もある。

お母さんが子どもに読ませるか迷う本がたくさん。

「死」「戦争」「うんこ」「おなら」

確かに。。。

 

昭和から令和まで活躍されているので

時代を感じさせるものもあり

これは80年代の発想だよな、

なんて目線で見るのも面白かった。

 

谷川俊太郎絵本百貨展

谷川俊太郎絵本百貨展

谷川俊太郎絵本百貨展

絵本を読む、原画を見る、映像で楽しむ

そして撮影OK、館長の解説付きで

大満足な展示会でした♪

 

 

そして展示されてた絵本の中で

インスピレーションがわく絵本に出会えました。

 

ここはおうち

「ここは おうち」

ぶん 谷川俊太郎 え junaida

 

1ページ1ページが想像が膨らむ。

子どもの頃に帰れるような絵本です。

言葉は絵に添えられるだけ。

でもその言葉の加減が絶妙。

 

絵本教室の先生に言葉は極力削る

と言われるのですが

お話が好きな私はつい書きたくなってしまう。

 

「削る」のではなく「添える」という切り口の方が

この絵本でよくわかった気がします。

発想の入り口が違う。

 

絵本の世界は奥深い。

本当に何万種類もあって

何万種類のその人の考え方を見るようだなって思う。

 

 

●「谷川俊太郎絵本百貨展」11/26まで

http://www.museum-kiyosu.jp/

 

 

高橋知子

絵本「わたしのげぼく」

2023.10.08 Sunday

読みたい絵本は山ほどあって

感想を書きたい絵本も山ほどあって。

なのだが

SNSで紹介されていて

すぐ読みたくなって

感想まで書きたくなってしまった絵本

「わたしのげぼく」

 

主人公の猫は「オレ様猫」っぽい。

私は今「オレ様クマ」が登場する絵本を描いているのと

「オレ様猫」の絵本を考えているので

すぐ読みたくなってしまった。

ネタバレOKの人だけ読んでください。

 

猫の一生と飼い主が子供から大人になるまでのお話。

動物と子どもと生死の話。

私はホントはこの3点セットがイヤ。

だって絶対泣くに決まってる。

何より泣かせてやろうという気持ちマンマンで

作られているのがイヤなのだ。

 

でも読んでみると、この絵本には

泣かせてやろうという

よこしまな気持ちは感じられなかった。

こんな猫を本当に飼ってた人なんだろうな。

 

何よりこの猫のキャラクターに惹かれてしまう。

オレ様猫の視点で語られているげぼくへの愛が切ない。

そしてもちろん泣いてしまった😭

 

こういう本を読むと

子どもの頃からうちにいた柴犬テツを思い出す。

テツも超オレ様だったので

私のことをこんな風に見ていたんだと思う。

いつかテツの話を書いてみたく

話を頭の中で考えてみるけど

泣けて泣けて考えられない。。。

そしてそんなに私はテツをかわいがっていたのかと

自分に問うと、よけい泣けてくる。

 

 

わたしのげぼく

「わたしのげぼく」

うえのそら作・くまくら珠美絵

 

ひとりで泣いてもいいところで読んでね。

 

 

高橋知子

絵本「母ぐま子ぐま」

2022.05.29 Sunday

ステキな絵本に出会いました。

「母ぐま子ぐま」

子どもに読んでほしい本です。

 

生きるということ。

守るということ。

人間ということ。

 

大切なことが描かれています。

印象的な母ぐまのセリフ

「しんではいけない、しんではいけない」

子どもを守るために自分に言い聞かせる母ぐま。

この絵本の中で人間は

とても愚かな動物として描かれています。

でも子どもを守るための母親の心は人間も同じ。

このセリフにグッときちゃいました。

 

ともすれば残酷だったり、重くなりそうな題材を

子どもにもわかりやすく描かれている絵本です。

絵柄もとてもステキです。

絵本の世界のかわいらしいクマも好きだけど

ホントのクマって怖いですよね。

リアルな世界を描くのも大事だと考えさせられた絵本でした。

 

 

絵本「母ぐま子ぐま」

 

●「母ぐま 子ぐま」

椋鳩十・作 / 村上康成・絵

 

 

椋鳩十さん、

小学生の頃、なぜだか私はこの人の本にハマっていました。

鳥や動物のお話をたくさん読んだと思います。

そのせいなのか、読んでみると

椋鳩十さんの文章がスっとはいってきて

小学生の頃にかえったようでした。

 

他にもテレビ番組「野生の王国」が好きでした。

野生の動物の生き方の残酷なこと、

みながバランスを取り合って生きていることを

そのまま伝えていて

「生きる」ことを学んだと思うのです。

 

私たちは生きている間に何をするか

何かしなければいけないとか

考えてばかりいるけれど

ホントはもっと単純で

与えられた命を全うするために、

次の世代を守るために、生きている。

 

無用な争いは必要ない。

野生の動物は大切なことを教えてくれます。

 

 

高橋知子

絵本「ねこのチャッピー」

2022.04.29 Friday

富山美術館の猫の絵本展で見つけた

お気に入りになったもう1つの絵本は、

 

「ねこのチャッピー」

 

ペットと長年暮らしたことがあって、

亡くしたことがある人は号泣するかもです。。。

ネタバレしてますがそういう

結末がわかりたくて読む絵本とは違うと思うのですみません。

思い出を大事にしたくなる絵本なのです。

 

私もこの本に習って作ってみたくなってしまいました。

小学生から結婚するまで実家で飼っていた犬のお話。

 

————————————————————

「柴犬テツ」

ヤンチャで強気で言うこときかなくて

ご飯と散歩が何より好きで

父が1番、自分は2番、それ以外はその他大勢

私のことなんて見下してたテツ

 

喧嘩っ早くて近所のボス

テツ様のお通りで近所の犬はみんな脇に寄る

かっとくると我を忘れて父の足を噛み

大きなゲンコツもらうやつ

 

怖がられて来客も敷地に入れない

番犬としては立派だ

 

散歩に行けば力が強くて

小さな私は引きづられそうになることも

川でよく遊んだね

泳ぎが上手だった

 

深夜に帰った時は静かにしていてほしいのに

眠い目でフラフラして

ガラガラと鎖の音をたてながら

頭を差し出し、一瞬なでてもらうと小屋に帰る

親にバレバレ

 

ヤンチャ坊主も歳をとり少し丸くなる

面倒くさがりなって

帰ってきても知らんぷりすることも

 

13年の時が過ぎ、食欲も落ち、

私はその頃自分のことで精一杯で

ごめんあんまり覚えてなくて

 

そして私の結婚式の日の夜

テツはお星さまになった

きちんと見送ってからと思ったのだろうか

 

テツにとって私は妹だから

 

おしまい

————————————————————

 

ねこのチャッピーも

こんな風に飼い主しかわからないことを

綴ってある絵本。

それが返ってグッときちゃう。

読んでると涙が出ちゃって

読みたいのに何回も読めない絵本です。

 

ねこのチャッピー

 

「ねこのチャッピー」

ささめやゆき

 

 

高橋知子

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