作者ブログ
絵本「ねこのチャッピー」
富山美術館の猫の絵本展で見つけた
お気に入りになったもう1つの絵本は、
「ねこのチャッピー」
ペットと長年暮らしたことがあって、
亡くしたことがある人は号泣するかもです。。。
ネタバレしてますがそういう
結末がわかりたくて読む絵本とは違うと思うのですみません。
思い出を大事にしたくなる絵本なのです。
私もこの本に習って作ってみたくなってしまいました。
小学生から結婚するまで実家で飼っていた犬のお話。
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「柴犬テツ」
ヤンチャで強気で言うこときかなくて
ご飯と散歩が何より好きで
父が1番、自分は2番、それ以外はその他大勢
私のことなんて見下してたテツ
喧嘩っ早くて近所のボス
テツ様のお通りで近所の犬はみんな脇に寄る
かっとくると我を忘れて父の足を噛み
大きなゲンコツもらうやつ
怖がられて来客も敷地に入れない
番犬としては立派だ
散歩に行けば力が強くて
小さな私は引きづられそうになることも
川でよく遊んだね
泳ぎが上手だった
深夜に帰った時は静かにしていてほしいのに
眠い目でフラフラして
ガラガラと鎖の音をたてながら
頭を差し出し、一瞬なでてもらうと小屋に帰る
親にバレバレ
ヤンチャ坊主も歳をとり少し丸くなる
面倒くさがりなって
帰ってきても知らんぷりすることも
13年の時が過ぎ、食欲も落ち、
私はその頃自分のことで精一杯で
ごめんあんまり覚えてなくて
そして私の結婚式の日の夜
テツはお星さまになった
きちんと見送ってからと思ったのだろうか
テツにとって私は妹だから
おしまい
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ねこのチャッピーも
こんな風に飼い主しかわからないことを
綴ってある絵本。
それが返ってグッときちゃう。
読んでると涙が出ちゃって
読みたいのに何回も読めない絵本です。
「ねこのチャッピー」
ささめやゆき
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